書庫(73)

新書(10)




■人を動かす質問力
著:谷原 誠
版:角川ONEテーマ21
価:705円
□読書ノート
引:人は他人から命令されたり説得されたりすると、自己の重要感が低下し、自尊心が傷つきます。人は他人から命令されたことに従いたくありませんが、自分で思いついたことには喜んで従います。したがって、人を説得するときは、説得していることを悟られないようにしましょう。大原則です。そして、自分から思いついて決断するようにし向けるのです。そのためには質問することです。
感:質問次第で相手は怒りもするし喜びもするという事を教えてくれます。日々何となく実感していることなのですんなりと理解できました。何のために質問するのか?相手の喜ぶ質問は何か?等を考えると明日からのコミュニケーションが楽しいものになると思います。とても読みやすい本です。





■強い工場のしくみ
監:ワクコンサルティング 編著:新堀 克美
版:PHPビジネス新書
価:820円
□読書ノート
引:MRPとは、このような計算を自動的にやってくれる便利なシステムです。多くの製造業で使用されているしくみですが、在庫の数があまり正確ではないようで、システムから出てきた数字はそのままでは使えないともいわれています。在庫削減のヒントはここにあるともいえます。在庫情報が不正確だと、部品の正確な手配はできません。あると思っていた在庫がじつは不良品だったり、数が足りなかったりすると欠品になります。また、ないはずの在庫がじつは余っていたり、帳簿在庫が狂っていたりしても大問題です。
感:製造業の仕組みを知る入門書として面白いです。ITについても適度に記載がありますので、IT営業マンこそ読むべき本だと実感しました。






■精神力
著:桜井 章一
版:青春新書
価:830円
□読書ノート
引:「相手をもし死なせたら、前科者になるのですから」と言ってるけど、それが2次情報なんだよ。自分が前科者になることが、恐いわけだ。先を考え過ぎている。先を考えるっていうのは、お前ね、臆病者なんだよ。
感:「瞬間は愛なり」。普段サラリーマンをしていれば、一瞬で行動しなければならないような時はほとんどありません。しかし、誰かが他人に一方的に暴力を受けていれば自らの危険は省みずに助けてあげるのが男だと桜井先生はおっしゃっています。全くその通りだと思います。僕も同じような場面でちゃんと動けなかった事がありました。先週の会社でのカラオケで、同僚が女子社員にしつこく絡み肩を抱いていました。女子社員は明らかに嫌がっていたので僕も何回か注意をしたけど彼は止めませんでした。結局、それ以上は何もせずにカラオケは終了。他の方からの情報では、その女子社員は深く傷ついたという事です。僕はあの時、同僚を殴るべきでした。死なせない程度に殴って、本人が周りが何か言った時に「バカヤロー」と怒鳴れば僕もその女子社員を助けられたと思います。桜井先生、次はやります。







■子供の将来は「寝室」で決まる
著:篠田 有子
版:光文社新書
価:760円
□読書ノート
引:18〜19世紀のヨーロッパでは、子供の養育より夫婦関係を重視し、妻は母親であるよりも夫婦の義務を優先すべきであるとされていました。それは、イギリスの富裕階級には乳母養育の慣行があったこと、フランスにも乳母を雇うか里子に出す風習があり、乳児を捨てる施設、その名もズバリ、棄児院まであったことなどからわかります。啓蒙思想で有名な『エミール』の著者ルソーでさえ、5人の婚外子を棄児院に捨てています。
感:添い寝の習慣は欧米にはない事自体を知りませんでした。そういえば確かに子供部屋で小さい頃から寝ていますね。彼らが日本人よりも自立心が強いのも頷けます。そして著者は母親の立場から、それに異を唱えています。僕も同感です。さらに子供が安心して寝られるようにそばに居てあげることに悪い事はひとつもないと思います。ただし大人になるまでに段階を踏んで一人寝ができるように導く必要はあるとも思いますね。





■トヨタ式「改善」の進め方
著:若松 義人
版:PHPビジネス新書
価:800円
□読書ノート
引:5Sの四番目にあげられている「清潔」とは、整理、整頓、清掃の維持継続をいう。どれだけムダなモノを捨てて整理しても、何ヶ月かたつと、いつの間にかモノが増えてしまうのは誰しも経験することだろう。
感:読む前まではトヨタ方式を持ち上げる世間に対して抵抗を持っていました。しかし内容を読むと「カイゼン」自体はとても理解・納得が得られる方法でしたので、すぐに自分の血肉となりました。自分の生活にも応用できると思います。



■デッドライン仕事術
著:吉越 浩一郎
版:祥伝社新書
価:740円
□読書ノート
引:いずれにしろ、大事なのは目の前の仕事に集中することだ。経費の精算をしながら、次にやるつもりの企画書のことを考えていたのでは、ミスも多くなるしスピードも上らない。そんなに企画書が気になるなら、清算を後回しにしてそれを先にやったほうがいいのではないだろうか。
感:速く仕事を終わらせるためには論理的に説明する能力、交渉力も必要と感じました。逆にもし自分が「いい人」を演じようとしている時は仕事力が落ちている可能性があるというのも、自分に腑に落ちるところもあり危機感を感じました。



■戦うことを忘れた国家
著:黒野 耐
版:角川ONEテーマ21
価:705円
□読書ノート
引:日本は交渉によって解決しようとしますが、中国は日本が断固とした行動をとらないことをみすかしていますから、海軍艦艇を派遣して軍事的脅しをかけつつ、交渉では適当にあしらい、着々と石油と天然ガスを吸い上げているのです。
感:日本が武力衝突を恐れるので相手国になめられるという状況は、日本人として悔しい限りです。この本を読んで以来、日本の防衛に不安と興味を持つようになり防衛関係の本も読むようになりました。



■自衛隊はどこまで強いのか
著:田母神 俊雄、潮 匡人
版:講談社+α新書
価:838円
□読書ノート
引:日本の防衛は、冷戦終結から約20年を経たいまなお、アメリカが重要な役割を担っています。周知のように日本各地に米軍基地が点在し、在日米軍が駐留しています。自衛隊は、すべてアメリカから主要な装備を購入していますが、いま申し述べましたように、言わば中古品を押し付けられているのです。
感:僕のような一般人には、こういう本がなければ日本の防衛の実態が分からないので貴重な情報です。実際、周辺国の脅威に憂えている人たちは僕の周りにも沢山います。この本に書かれている事が事実なら軍備増強という選択肢もとるべきだと思います。




■身もフタもない日本文学史
著:清水 義範
版:PHP新書
価:700円
□読書ノート
引:さてこの光源氏は、まさしく光り輝くほど美しい子で、何をやらせても才能抜群であった。その時代の貴族とはそういうものだったのだが、光源氏は次から次へと女性を訪ねては浮名を流す色好みで、俗に言えばモテまくった。
感:源氏物語は日本文学の誇りなのだという清水さんの言葉は強烈なメッセージとして僕に響きました。僕は源氏物語を単なる恋物語だと偏見を持っていたかもしれません。一度読んでみようかと思います。




■岡 潔 数学の詩人
著:高瀬 正仁
版:岩波新書
価:740円
□読書ノート
引:3月6日には19枚の記録を書いた。この日は顕著な進展が見られたらしく、延々と計算が続いた後に、19枚目の紙片には「霧ながら大きな町に出でにけり」という「感想」が書き留められた。この日の長い計算もハルトークスの逆問題に関連があるように見える。
感:僕は文系で数学が苦手でした。今も苦手です。でも最近、仕事の能力を土台から支える要素に「数学」が関係している気がするのです。そいういった意味で「数学の詩人」に興味を持ちました。岡氏の壮絶な、芸術家のような人生を知り数学への興味をより伸ばしてくれました。