書庫(73)

ビジネス(11)







■部下の哲学
著:江口 克彦
版:PHP研究所
価:1333円
□読書ノート
引:部下が明るい顔で仕事を引き受け、積極的に取り組んでくれる。そうであればこそ、一つの成果が出た時、上司は心の底から「ご苦労さん。ありがとう」と言うことができる。たとえ同じ成果が出たとしても、なんとなく暗い顔をされていたなら、つい上司は「すまなかったな」と言ってしまう。心のどこかで部下の不満を感じとり、ありがとうという言葉が出てこない。一つの仕事を終えた後に、上司に「すまなかったな」と言わせるようでは、部下として失格ではないだろうか。私はそう思うのである。
感:社会人になって10年たってみて本当に共感できる、基本的な事が書かれていると思います。この本自体は10年前に妻が買いました。今、初めて読んでみて、しみじみと実感できます。僕は何の専門性もアグレッシブさもありませんが、素直さは少しはあるように思っています。先人の教えに素直に耳を傾けてこの波乱の時代を乗り越えていこうと思っています。





■大人のたしなみ ビジネス理論一夜漬け講座
著:渋井 真帆
版:宝島社文庫
価:438円
□読書ノート
引:『ザ・ゴール』は、1984年イスラエルの物理学者ヤリエフ・ゴールドラット博士によって出版されました。すつとたちまち全米で250万部、そして全世界でなんと1000万部のベストセラーになりました。しかしなぜか日本語版が出版されたのはそれから17年後の2001年のこと。普通、海外でベストセラーになればすぐにでも日本語版も発売されそうなものです。なぜすぐに発売されなかったのでしょうか。
感:この価格で世界的に有名なビジネス書7冊の概要を知れるのはお得です。著者の渋井さんの解説も明快で、出張で疲れた日でも一気に読めました。




■頭のいい質問「すぐできる」コツ
著:鶴野 充茂
版:三笠書房
価:571円
□読書ノート
引:何かを説明したいとき、自分の「意見・主張」ばかりを並べても、相手にはまったく響きません。だから、最初に客観的な「事実」を相手に伝えてから、自分の「意見・主張」を言えば、相手の共感は得やすくなるでしょう。これが頭のいい「説明」の基本形です。仕事ができる人は、意識している、していないにかかわらず、この「基本形」をビジネスの現場で使っています。
感:ストレートに「なぜ?」と相手に聞けない僕は、5W1HのうちWhy確認が苦手です。この本も「なぜ」はキツい言葉と言ってくれていますので共感が得られました。「なぜ」と言わずに「どういったきっかけで」等やわらかい言葉を使う事で、スマートにWhyを確認する方法がわかりました。それ以外にも「質問のしかた」という視点でコミュニケーションを勉強できますので有益な本だと思っています。





■仕事ができる人の「話す力」
著:江川 純
版:三笠書房
価:533円
□読書ノート
引:上役に対して臆せず自説を主張し、堂々と論陣を張り、勝てば勝ったで謙虚さを保ち、負ければ負けたでいさぎよく自説を引っ込める。そしていずれの場合も上役の指示には気持ちよく従うというのが、期待される社員であり、理想的な社員である。
感:営業や社内交渉、仕事の段取り全般が一冊に纏められていてお得な印象を持ちました。話す力というタイトルですが、心構えが重視されています。この基本的な教えが20代の頃に比べて心に響きます。




■現代ヤクザに学ぶ 最強 交渉・処世術
著:夏原 武
版:宝島SUGOI文庫
価:581円
□読書ノート
引:「ああ、花村んとこの湊ですけどね。オジキ頼むわ。あ、オジキですか。実はね、日章から面白い債権が回ってきてるんですよ、ええ。いやあ、そう思ってたんですけどね、なんかオジキにいろいろ説教されたってんで、うちもね、血流しても仕事しなくちゃいかんでしょうから・・・。はあ?じゃあ、本部回しにしますか。はは、冗談ですよ。ええ、そりゃそうしてもらえれば」。一月後の月寄り。平身低頭の山宮の前で花村が笑っていた。
感:ヤクザといえば暴力で解決するだけの人達だと思っていましたが、全く違いました。頭の回転の速さや、論理のすり替え、情報収集などビジネスマンと何も変わらない世界に生きていると思います。解説では、一般の会社員でも十分に使えるスキルだといいます。敵対している相手の弱点(例えば不倫等)を掴んだとしても、それをすぐには使わずに日付を覚えておき、相手が攻撃してきた時の防御にするなどで使います。これは「切り札はすぐに使わない」という技術です。




■本音を引き出す営業
著:角川 淳
版:日本経済新聞出版社
価:1500円
□読書ノート
引:忘れてはならないのは、営業とは、お客さんに価値を提供することで結果を出す責任を負っているということです。そのためには「伝言係」ではなく、「プロデューサー」として社内を動かす必要があるのです。
感:技術部門などへの社内営業力も、営業成績という結果を出すためには必要という事を知りました。確かに自分には欠けていました。結果を出せている営業は技術を巻き込むのが上手です。自分はもっと上手になろうと誓いました。



■ランチェスター戦略がマンガで3時間でマスターできる本
著:田岡 佳子
版:明日香出版社
価:1300円
□読書ノート
引:販売実績を上げるには、営業マンの攻撃量としての得意先における滞在時間を多くすることである。そのためには時間管理を実施しなければならない。
感:営業の戦略本です。その場その場の感情で営業活動していますが、時々この本を読んで冷静になるのも手だと思いました。




■通勤電車で読むトヨタ式自分「カイゼン」術
監:若松義人
版:宝島社
価:562円
□読書ノート
引:この「整理」「整頓」はトヨタ式の基本中の基本となっているものだ。成長している企業、繁盛している店舗を思い浮かべて欲しい。いずれの企業、いずれの店舗でも、職場や売り場は見事に整理整頓されているはずだ。トヨタ式に限らず、個人のビジネス活動、家庭生活も同様。成功の基本は「2S」がシッカリと守られているかどうかなのだ。
感:必要なものをいつでも取り出せるようにする整頓は、僕の人生の方向性を決めるために先ずしなければならない事だと感じました。部屋の掃除の次に情報の整理を始めようと決めました。具体的にはこのWebページがそうです。先ずは読んだ本の整理・整頓から始めようと思います。創造的な試みはその次のステップだと思っています。




■もっとうまくできる業務改善
著:佐伯 学、田中 信、塚松 一也
版:日本能率協会マネジメントセンター
価:1500円
□読書ノート
引:忙しい日々に追われていると、自分(達)がどのような業務をしているのか、またそれぞれの業務にどれだけ時間を使っているのか、コストを費やしているのかということは意外と意識されていませんし、定量的にも把握されていません。このような業務の棚卸しを実施すると、意外と多様な業務を行っていることを再認識するとともに、洗い出していく中でいろいろなカイゼンの気づきが生まれます。
感:僕はいつも「改善する」という行動に劇的な変化を想像していましたが、最近は実際地味な作業の積重ねだと思います。何しろ、最初にやる事は現状の業務の把握ですから。


■絶妙な「段取り」の技術
著:吉山 勇樹
版:朝日香出版社
価:1300円
□読書ノート
引:トラブルの原因となるリスクについて事前に洗い出しを行い、トラブル発生の可能性を少しでも和らげる必要があります。全てのトラブル回避は難しいですが、「備えあれば憂いなし」の精神で、仕事の全体像を見て、起こりやすいものや影響の大きいものに視点をしぼって対策を練るのが良いでしょう。
感:いつもトラブルが起こってからアタフタする僕には聖書です。リスク管理やステークホルダーの利害や目的を考える事でトラブルを起こさずに仕事を進められます。前職でこの本を知っていれば辞める事にならずにすんだかもしれません。段取り力こそ、仕事の基本スキルだと思います。



■トヨタ生産方式
著:大野 耐一
版:ダイヤモンド社
価:1400円
□読書ノート
引:生産ラインの上では、さらにきめ細かい「平準化」を行わなければならない。一本の生産ラインの上で、たとえばセダンを午前中に流し、クーペを午後の一定時間に流すことは、同じものをかためて流すということでは、「平準化」に反する。二本の生産ラインをセダンとクーペの専用ラインにすれば、平準化はよりやりやすいが、スペースや設備などの制約で不可能である。どうしたらよいのか。
そこで、一つの生産ラインが、セダンもクーペもどんな順にでも組み立てられるようにしてあれば、「平準化」は可能ということになる。
感:トヨタ生産方式は営業活動にも応用できる事が判りました。多品種少量という概念は、多様な御客様に多様な対応をしている営業マンにこそ必要な技術だと思うからです。まずは営業活動を各工程に分けてみて、共通の部分とオリジナルの部分を見比べて見る事から始めてみます。